🍁巻き爪矯正治療のおはなし🎃
2025.10.10【爪とは?】
爪はかたくて丈夫ですが、皮膚や髪の毛と同じケラチンというたんぱく質で出来ている皮膚の一部です。
爪が健康で美しくある為には、爪の成分であるたんぱく質やビタミン・ミネラルなどを含んだバランスのよい食事をとることが大切です。
【爪の性質】
爪は付け根から爪の先へ押し出されるようにして伸びます。
手の爪は、成人では1日約0.1mm伸び、半年から1年で全体が生え変わります。
足の爪の伸びる速さは手の約半分と遅く、生え変わるのに1年から2年かかります。
このため、爪を傷つけたり爪の病気になったりすると、きれいで健康な爪になるまでに長い時間かかります。
【爪の役割】
爪は指先の形を整えたり、細菌やカビなどの感染を予防したりしています。
爪があることで触感が鋭くなるため、爪は感覚器の補助的な役割を果たしています。
また、手の爪があることで細かい作業をするときに力の入れ方を微妙に調節できます。
足の爪は体を支え、踏み込む力を強くする役割があります。
【爪の切り方】
爪の先の白い部分は四角い形に切りましょう。白い部分の長さが約1mm残るくらいが理想です。
短く切りすぎないようにしましょう。
当院でも爪切りを行っております。
分厚くて切りづらい、うまく切れない…などございましたらお気軽にご相談ください✨
【巻き爪とは?】
足爪の両端が内側に向かって強く巻き込んで変形している状態のことです。
足の親指によく見られ、爪が皮膚に当たって痛みを生じることが多いですが、巻いていても痛みが無い場合もあります。
【巻き爪はなぜ起こる?】
巻き爪の主な原因=爪に加わるバランスの崩れ
・足の形に合わない靴…先のとがった靴やサイズの合わない靴を長時間履いていると、爪が圧迫されて変形してしまうことがあります。
・間違った爪の切り方…爪が短すぎると、歩くたびに爪の両端が皮膚に押され、巻き爪が進行することがあります。
・足の指に力がかかっていない…歩行量が少ない人や、指を地面につけないまま歩く人は、足指が地面から受ける力が弱く、巻き爪になりやすいといわれています。
【巻き爪の矯正治療】
巻き爪に対して行われている治療は『矯正治療』が中心です。
さまざまな器具を使って爪を本来の形に近づけることにより、爪が皮膚を圧迫・刺激するのを防ぎ、痛みや炎症が起こらないようにする治療法です。
当院ではクリップタイプの矯正具『ドクタークリップ』とワイヤータイプの『巻き爪マイスター』を取り扱っています。
診察時の爪の状態により、どちらかを選択あるいはテーピング法での対応となります。
【ドクタークリップ】
超弾性形状記憶合金を使用した着脱可能なクリップで、爪の甲全体を持ち上げる治療法です。
1趾:¥4,500
その他自費診察料、テープ代がかかります。
【巻き爪マイスター】
超弾性合金ワイヤーを用いた巻き爪矯正具を装着しているだけで、比較的早く巻き爪を矯正できます◎
巻き爪マイスターは、コイルばねに内蔵された超弾性合金ワイヤの弾力性によって、装着している間に巻き爪が徐々に矯正されます。
安全性に配慮し、ワイヤーをコイルが抱合する設計となっています。
【治療期間の目安】
通常、1~2ヵ月装着を続けていれば爪の湾曲は改善しますが、個人差があり、重度の巻き爪の方では3ヵ月以上かかる場合もあります。
痛みがなくなり、湾曲が改善されるまでは治療を継続することが大切です。
巻き爪マイスターを取り外すと、再び爪が湾曲してくることがありますので、必要に応じて定期的に治療を行い、痛みのない状態を維持しましょう。
【巻き爪マイスターを装着できない方】
・フックを引っ掛けられないほどの重度の巻き爪の方
・爪が薄い方、肥厚している方
・爪が短い方(ワイヤーを変える部分の爪を切っている場合)
・爪幅が17~25㎜の範囲から外れる場合は装着できません。
※爪水虫などで脆い爪や肥厚した爪には使用できないことがあり、その場合は水虫の治療を優先することがあります。
【装着時の注意事項】
・矯正具が外れないように装着中はテーピングをします。巻き爪マイスター装着後にテープの巻き方をお伝えいたします。
・装着中の運動は、装着部に強い力がかかると矯正具が外れやすくなるため注意が必要です。特に、サッカーや水泳など、爪に負荷がかかるような激しい運動はできる限り控えてください。
・MRI検査の際には外していただく必要があります。
【価格】
1趾:¥5,500
テープ:¥300
診察料:初診時¥1,500、再診時¥1,000
※治療に必要なワイヤーやクリップは保険適用ではないため、自費診療になります。
巻き爪でお悩みの方はお気軽にご相談ください🌈