🐝とびひについて🐝
2022.06.17こんにちは🌟
梅雨入りし、じめじめとした季節になってきましたね☔️
本日はとびひ(伝染性膿痂疹)についてご紹介したいと思います。
🌳とびひ(伝染性膿痂疹)とは?
→ 細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。汁が出たり水ぶくれ、皮むけやかさぶたがみられます。子供に多いですが大人でもなることがあります。とびひは原因菌がうつることによって体の皮膚表面に広がる疾患で、火の粉が飛ぶようにうつると言い慣わされたことから「とびひ」と言われるようになったようです。
🌳原因は?
→ とびひは、虫刺されや汗疹(あせも)を掻いたり、小さなケガでできた皮膚の傷にブドウ球菌や溶連菌がが入り込み、感染することで発症します。
当院では原因菌を特定するために、培養検査を行っています。
🌳症状は?
とびひにはみずぶくれができるもの(水疱性膿痂疹)とかさぶたができるもの(痂疲性膿痂疹)の2種類があります。
水ぶくれができるもの:水疱性膿痂疹
皮膚にできた水ぶくれが、だんだん膿(うみ)をもつようになり、やがて破れると皮膚がめくれてただれてしまいます。かゆみがあり、そこを掻いた手で体の他の部分を触ると、症状が体のあちこちにに広がってしまいます。とびひの多くはこのタイプで、黄色ブドウ球菌が原因です。
かさぶたができるもの:痂疲性膿痂疹
皮膚の一部に膿をもった水ぶくれ(膿疱)ができ、厚いかさぶたになります。炎症が強く、リンパ節が腫れたり、発熱やのどの痛みを伴うこともあります。主に化膿レンサ球菌が原因となりますが、黄色ブドウ球菌も同時に感染していることが多いです。
🌳治療法は?
→ とびひには、原因となる細菌を抑える抗生物質の飲み薬・塗り薬を行います。かゆみが強く湿疹を伴っている場合は、抗アレルギー薬の飲み薬やステロイドの塗り薬も行います。
🌳注意点は?
・患部を掻いたり、いじったりしない
とびひは、患部を触った手を介して症状が体のあちこちに広がることがあります。
患部に触らないように注意し、引っ掻かないよう爪を短めに切るようにしましょう。
・皮膚を清潔に保つ
原因となる細菌を減らすために、入浴して皮膚を清潔に保つことが大切です。
患部はこすらず、石けんをよく泡立て、泡で丁寧に洗い、その後はシャワーでよく洗い流しましょう。
・タオルや衣類は共用しない
タオルや衣類を介してとびひがうつることもあります。共用しないようにしましょう。
これから暑くなり虫刺されやあせもが増えてくると思います😖💦
これってとびひかも…?と思われたりご心配な方は、当院にお気軽にお越しくださいね✨