🌟粉瘤について🌟
2022.05.16こんにちは!最近は雨の日が多く気温が上がってジメジメしていますね💦
気温差で体調を崩しやすいので、どうぞ気をつけてくださいね😌
本日は粉瘤(ふんりゅう)についてご紹介いたします!
💫粉瘤とは
皮膚の下に袋状のものができ、本来皮膚から剥がれ落ちるはずの垢と皮脂が袋の中に溜まってしまってできた、良性の腫瘍のことです。
溜まった垢や皮脂は自然には袋の外に出られずどんどん溜まっていくので、時間と共に少しずつ大きくなっていきます。
💫症状
普段は痛みや赤みなどの症状はありません。
しかし細菌が侵入して炎症が起きたり化膿すると、赤く腫れて痛みを伴います。この状態を「炎症性粉瘤」といいます。
細菌に感染し炎症性粉瘤になると、袋状の構造が脆くなり破裂することがあります。はじめは硬くても炎症が進むと皮膚が柔らかくなり、少し当たったり押したりするだけで破裂し臭いのする膿や袋状の内容物が出てきます。
このような状態になった場合は早めに医療機関に受診するようにしましょう。
💫治療
①軽い炎症の場合
抗生物質や痛み止めの内服を処方します。
②強い炎症の場合
局所麻酔(歯医者さんのように患部だけに 麻酔をします)を行い、皮膚を切開して中から膿を出す処置をします。
膿を出しても原因となっている粉瘤の袋は体内に残っているので、根本から治療したい場合は再度袋を取り除く手術を行う必要があります。
患部に炎症が起こっていると皮膚と袋が癒着していて、すぐに手術することができないため炎症が落ち着いてから袋を取り除く手術を行います。
粉瘤は良性腫瘍ですので、必ず手術をしなければならないものではありません。しかし放っておくと炎症を起こし痛みを伴ったり、再発することもあるので、切除することをおすすめします。
当院では毎月第1、第3土曜日に手術を行っております。「皮膚が腫れてきて痛い…」「もしかして粉瘤かも?」という場合はいつでもご相談ください😊