🦶水虫について🦶

2022.05.02

こんにちは!5月になり、だんだんと暑くなってきましたね☀️

本日は、水虫(足白癬)についてご紹介したいと思います🙌

🍃水虫(足白癬)とは?

白癬菌というカビの一種が角層(皮膚)に住みついたため起こる感染症です。

また、水虫(足白癬)を放置したことで爪に感染し、爪の色が白く濁ったり、爪の厚みが増して変形したり、爪がもろく崩れやすくなるといったことが起こるものが爪水虫(爪白癬)です。

🍃検査方法は?

患部の皮膚を少し採り、顕微鏡で白癬菌の有無を確認します。

🍃症状は?

足の水虫(足白癬)は以下の3つのパターンに分けられます。

① 足の指の間に皮むけが起こる(趾間型

足の指の間に発症するタイプで、水虫のなかで最も多く見られます。とくに、薬指と小指の間にできることが多く、白くふやけて皮がめくれてくるのが特徴です。赤くただれてしまったり、逆に乾燥して皮めくれだけ起こったりすることもあります。

② 足に小さな水ぶくれができる(小水疱型

足の土踏まずや側面などを中心に小さな水ぶくれができることもあります。梅雨の時期に発症しやすく、秋によくなるのを繰り返すのも小水疱型の特徴の1つです。

③ 足がカサカサしてくる(角質増殖型

かかとを中心に、足の皮膚がカサカサしてきます。そのうち分厚くなってかたくなり、ひび割れたりすることがあります。冬に悪化しやすくなるのが特徴です。

しかし、そこで症状だけで市販薬をいきなり使わない」というのが非常に大切です。

理由として、以下にまとめてみました✍️

① 水虫以外の皮膚疾患でも似た症状がある

  • 汗にともなう湿疹(異汗性湿疹):足の皮むけや水ぶくれができます。
  • 足底皮膚炎: さまざまな刺激が原因で皮めくれや水ぶくれがでることがあります。
  • 接触皮膚炎: いわゆるかぶれによる湿疹です。皮むけや水ぶくれの原因になります。
  • 足底角化症: 角質増殖型と同じようにかかと中心に足の皮膚がカサカサしてきます。
  • 掌蹠膿疱症: 足の土踏まずなどを中心に水ぶくれや黄色い膿のかたまりなどを作ります。

 ② 水虫の市販薬でかぶれたり症状が悪化することがある

さらに、水虫の市販薬でかぶれてしまうことがあります。その場合、まず「かぶれ」の治療をしてから水虫の治療をはじめることが多く、かえって回り道になってしまいます。

③ 水虫の市販薬を使うと診断がつきづらくなる

症状だけで水虫か他の皮膚疾患かを判断するのは非常に難しいです。そのため、水虫の治療を始める前には必ず顕微鏡検査で水虫がいることを確認してから治療を始めます。

しかし、市販薬を使っていると、水虫がいなかった場合「市販薬を使っているから水虫がいないのか」「もとから水虫がいないのか」判断がつきづらくなってしまいます。

足水虫治療の方法にはクリーム・軟膏、爪水虫治療には液体や内服薬などいくつか種類がありますので、水虫の診断を受けた方はスタッフからお薬の使用方法についてお伝えさせていただきます😊

この症状って水虫かも?と思われた方、まずは皮膚科にお気軽にご相談・来院くださいね🌼✨