🌸帯状疱疹(たいじょうほうしん)について🌸
2022.04.11こんにちは😊
4月に入って環境が変わったり、おうち時間が長かったりしてお疲れではないですか?
今回はそんなお疲れの方も発症しやすい「帯状疱疹」についてご紹介します。
🌸帯状疱疹とは?
身体の左右どちらかにピリピリと刺すような痛み、赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状にあらわれる病気です。
50〜70歳代に多く見られる病気ですが、若い方でも過労やストレスが原因で発症することがあります。
🌸原因
過去に水ぼうそうに感染したことのある方の体内の神経にはウイルスが潜んでいます。
加齢やストレス、過労などが引き金となってウイルスに対する免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。
水ぼうそうにかかったことのある人なら誰でも発症する可能性があります。
🌸症状
赤い斑点の現れる数日〜1週間ほど前に皮膚の違和感やピリピリ感などがあります。
その後強い痛みや身体の片側に赤い斑点・水ぶくれが現れます。
2〜3週間で黒褐色のかさぶたになり、4〜6週間でかさぶたがとれてきます。痛みは皮膚の症状と一緒に消えていきます。
🌸帯状疱疹後神経痛(PHN)
赤い斑点があった部分に痛みが3ヶ月以上続くと、PHNの可能性があります。焼けるような痛み、刺すような痛み、たたかれたような痛み、深部の痛み、かゆみ、しびれなどを感じることが多いです。
睡眠や日常生活に支障をきたすこともあります。
🌸治療
抗ヘルペスウイルス薬(ウイルスの活動を抑える)、神経を保護する薬、痛み止めの内服薬で治療を行います。
PHNなどの合併症を予防するため抗ヘルペスウイルス薬の投与はできるだけ早く開始します。
少しでも違和感を感じた場合、我慢したりせず早めの受診をオススメします。
🌸帯状疱疹になったら
・できるだけ安静にしましょう
・患部を冷やさないようにしましょう
・水ぶくれは破らないように注意しましょう
・小さな子どもとの接触は控えましょう
帯状疱疹は早期の治療で症状を軽くし合併症やPHNのリスクを減らすことができます✨
帯状疱疹かな?と思ったら早めに受診しましょう!
当院では帯状疱疹ワクチンの接種も行っております。
接種は予約制となりますので、ご希望・ご質問がありましたらお気軽にご相談ください😊