🍎とびひについて🍎
2021.06.04みなさんこんにちは😃
6月になり、雨の多い季節になりましたね☔️
本日は、とびひ(伝染性膿痂疹)についてご紹介します。
🐌 とびひ(伝染性膿痂疹)とは?
細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。掻きむしった手を介して、みずぶくれ(水疱)があっという間に全身へ広がる様子が火事の火の粉が飛び火することに似ているため、とびひと呼ばれています。
とびひは、虫刺されやあせもを掻いたり、小さなケガでできた皮膚の傷に細菌が入り込み、感染することで発症します。
🐌どんな病気?
・水ぶくれができるもの(水疱性膿痂疹)
・かさぶたができるもの(痂皮性膿痂疹)
の2種類があり、特徴は以下の通りです。
🌼水疱性膿痂疹
・原因となる細菌→黄色ブドウ球菌
健康な人の皮膚の表面や鼻の中にいる常在菌です。傷口などから皮膚に入り込み、増殖するときに出す毒素が発症の原因になります。
・症状→水ぶくれ、かゆみなど
・できやすい部位→目・鼻・口まわりから症状が出始めることが多く、やがて体のあちこちに広がる
・かかりやすい季節→夏
・かかりやすい年齢→7歳未満の乳幼児
🌼痂皮性膿痂疹
・原因となる細菌→化膿レンサ球菌
健康な人の鼻の中やのどにいる常在菌です。傷口などから皮膚に入り込むと、とびひ発症の原因になります。
・症状→かさぶた、リンパ節の腫れ、発熱、のどの痛みなど
・できやすい部位→全身
・かかりやすい季節→季節に関係なし
・かかりやすい年齢→年齢に関係なし
🐌どんな治療をするの?
とびひの治療に使うお薬💊
・抗菌薬(飲み薬、塗り薬)
→原因となる細菌を退治します。
必要に応じて使われるお薬💊
・抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬
→かゆみを抑えます。
・亜鉛華軟膏
→炎症を抑え、患部を保護します。
🐌日常生活で心がけること
・患部を掻いたり、いじったりしない
→とびひは、患部を触った手を介して症状が体のあちこちに広がることがあります。患部を触らないように注意し、引っ掻かないよう爪を短めに切るようにしましょう。
・皮膚を清潔に保つ
→原因となる細菌を減らすため、入浴して皮膚を清潔に保つことが大切です。患部はこすらず、石けんをよく泡立て、ていねいに洗いその後はシャワーでよく洗い流しましょう。また、湯船に使って良いかは医師と相談しましょう。
・タオルや衣類は共用しない
→タオルや衣類を介してとびひがうつることもあります。共用しないようにしましょう。
📙参考資料
マルホ株式会社「とびひどんな病気?」より