🌼マラセチア毛包炎について🌼

2021.07.27

こんにちは梅雨も明けて毎日快晴ですね☀️

熱中症に気をつけて水分・塩分補給していきましょう😊

本日は、マラセチア毛包炎についてご紹介していきます🙌

マラセチア毛包炎は、マラセチアと呼ばれる真菌に感染することで発症する病気です。癜風(でんぷう)ともいいます。原因となるマラセチア菌は人の皮膚に広く存在し、さまざまな状況が合わさるとマラセチア毛包炎を発症します。胸ニキビや背中ニキビなど、顔以外の部位に吹き出物が目立つ場合は、多くはマラセチア菌によるものです。一方、顔ニキビの多くはアクネ菌によるものです。


🍉原因

皮膚にはさまざまな細菌、真菌などが常在しています。そのなかでもマラセチアが異常増殖を起こしやすい条件が揃うと、マラセチア毛包炎を発症します。

マラセチアが増殖しやすい環境としては、脂が多い皮膚、高温多湿が挙げられます。そこで、マラセチア毛包炎は脂の分泌が多い思春期に多くみられます。そのほか、ステロイドを使用しているときはマラセチアが増殖しやすくなります。抗生物質の使用も、皮膚の常在菌叢バランスを崩す要因であるため、マラセチア毛包炎を引き起こすリスクになります。

🍉症状

マラセチア毛包炎を発症すると、汗や脂の分泌が多い部分を中心に毛穴に一致する形で赤いポツポツとした皮膚の変化が起こります。具体的には、胸や背中、肩、腕などにみられます。

症状が強くなると、赤いブツブツの量が増え、同時に白い膿もみられようになります。また、かゆみを伴うこともマラセチア毛包炎の特徴のひとつです。

🍉治療

マラセチア毛包炎の治療では、イトラコナゾールやフルコナゾールなどの抗真菌薬が使用されます。塗り薬で治癒することもありますが、効果が十分でない場合には飲み薬として使用されることもあります。また、マラセチア毛包炎は、完治した後にも再発する危険性があります。マラセチアが異常増殖している環境に対しては、以下のようなアプローチを行うことが重要です。

🌳脂や汗を拭くこと

🌳清潔を保つために風呂やシャワーを利用すること

🌳温度環境を適切にすること

🌳マラセチアの増殖を抑える薬剤が含まれたシャンプーを利用すること

これってマラセチア毛包炎かも?と思われた方はいつでもご相談・受診くださいね🙌

(参考文献✏️Medical Noteより)